最近、死んだカエルの夢を良く見ます。その死んだカエルとは、良く、地球温暖化と人間の関係を説明するときに使われる、「ナベガエル実験」のカエルです。実験はこのようなものです。 まず、カエルを熱いお湯の入ったナベに入れます。するとカエルは熱いと感じ、すぐさまナベから飛び出します。次に同じカエルを冷たい水の入った同じナベにいれます。そして、そのナベを弱火の上にかけてゆっくりと暖めていきます。カエルは微妙な温度の変化を感じ取れず、ナベにじいっとすわったまま最後は湯だって、死んでしまうのです。 12月にカナダのモントリオールで京都議定書第1回締約国会議が開かれ、そこで2005年を説明する4つの最上級形容詞が話題になったそうです。その4つの形容詞とは、HOTTEST, STORMIEST, DRIEST and COSTLIEST です。HOTTEST (最も熱い)は、2005年は1998年を上回り、記録史上、地球の平均温が最も高かったとNASAが発表しました。STORMIEST (最も嵐の多い)は、特にメキシコ湾近海で発生したハリケーンの数は今年26個で過去30年の平均である10個を大きく上回りました。1300人が犠牲になった、ハリケーン・カテリナは特に記録に残っています。DRIEST (最も乾いた)は今年の南米アマゾンの少なくとも過去100に経験をしていない、大干ばつです。そして、COSTLIEST (最もコストの多い)自然災害に対して、今年は過去最多の保険金が支払われたとの事です。 最上級形容詞をもう2つ加えますと、BIGGEST MELTとHEAVIEST RAINも付け加える事ができます。BIGGEST MELT (最も溶けた)はこの9月21日に記録史上、最も広い面積の北極の氷が解けました。そして、HEAVIEST RAIN(最も強い集中豪雨)はインドのムンバイ地方で記録史上最も多い24時間の総雨量 ―944ミリを記録したそうです。 2005年、地球温暖化による以上気象は遠い未来の可能性ではなく、現実の物となっています。そして、このまま化石燃料を中心にした社会を進めて行きますと、3月に国連が公表した、「ミリニアム生態系評価」(95カ国1300人の科学者が約4年かけてまとめた世界初の地球規模の調査)では、今世紀中に鳥類の12%、哺乳類の25%が絶滅する恐れがある、と警告しているのです。 この危機的な状況を前に私たちはどうしらいいのでしょうか。2000年に私たちの会が形成され、1に節約、2に更なる節約 3に自然エネルギーの普及 を掲げて活動をしてきましたが、この方針を着々と推し進める事をとうして、解決を見出せるのではないかと思います。この5年間、私たちは多くの勉強会や見学会、自然エネルギーを使ったイベントなどを実行してきました。反省する点もあるでしょうが、2006年はいよいよ、もっと大きな取り組みに挑戦する必要性があると思います。英語にWALK THE TALK!という表現があります。訳しますと「話を歩かせなさい!」です。真さに私たちは2006年にはWALK THE TALK!を展開していかなければならない、時期に来ているのではないでしょうか。東大教授の山本良一は12月24日の毎日新聞の論調に記載しています。「温暖化が進行している現在、これ以上の時間の徒なる空費は許されない。」今、化石燃料を中心にした社会から自然エネルギーを中心にした社会への転換を図ることは、人類そしてこの地球上の生き物にとって、必要不可欠なのです。新年、さまざまなハードル、問題があるとはおもいますが、勇気をだして、この挑戦に立ち向かおうではありませんか。
●当プロジェクト代表 ピーター・ハウレットプロフィール●
1955年、北海道札幌市生れ。カナダ人。函館ラサール中学・高校専任英語講師。1998年に函館市七飯町にある推定樹齢400年の大トチノキが伐採されそうになったのを、住民70人と反対運動を展開し、保存を勝ち取る。現在は、函館に市民風車建設やスローライフの提唱を呼びかけるほか、「ぐりとぐら」をはじめとする絵本の英訳も手がける。

 

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